多岐亡羊

社会を漂いもがいて何とか生き長らえる子羊です。

砂糖菓子のお城を打ち抜いてやりたい

 何かもう、全てぶっ壊れればいいのになあ、と思う。

 このクソみたいな世界、人達、未来、過去、全部消えてしまえばみな平等、争いも諍いもなくなって万々歳、オールナッシングで大団円、と。

 大災害も起きないし大彗星も落ちないしミサイルも届かないし、意味の無い選挙、知能の無い報道、意味の無い世界、無いことばかりだ。

 なのにこの世界は無くならない。俺も、いなくならない。

 人類みな平等になってほしい?じゃあみんな消えろ。

 あいつにいなくなってほしい?じゃあみんな消えろ。

 戦争無い世界になってほしい?じゃあみんな消えろ。

 

儚い破壊衝動は綿飴のように溶けていき、金平糖が空から降ってくる。

それは甘い甘ーい味がして、靴を脱ぎ裸足で踏みつけた。